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I.4メラトニンの生理作用
II.4メラトニン投与による内分泌(特に下垂体ホルモン分泌)
への影翰
I.!メラトニンの生理作用
 メラトニンは脊椎動物の松果体から分泌される主要なホルモンで
あり,その機能が妥い間不明であったが,!危年生体リズムの調整に関
与していることが明らかとなってきた
1),2)
.その鋸中濃度は夜間にピ
ーク値となり,日中は低値となる顕著な概日リズムを示す
3)
.ヒトに
おける夜間の分泌量は日中の50?100倍に達する。しかしながら夜
間でも強い光を当てると急激に分泌量は低下する.その生理的な分泌
リズムは,!視床下箱の視交叉上核にある体内時泣に支配されている
が,!実際には外界環境の明暗サイクルに同調している
1),3),4)
.
 打爺以下の脊椎動物では松果体に生体時泣があり,メラトニンリズ
ムを介して生体リズムがコントロールされていることがわかってき
ている
5)
.またハムスターなどの哺乳爺では,メラトニンは性腺機能
を抑制する生理作用を有し,松果体が昼夜交代の刺激と日照時間の妥
さを性腺機能のリズム変動に変換する際に重要な役割を担っている
ことが明らかとなってきた
5)
.ヒトにおいても,自然の中で生活して
いるエスキモーの女性では,冬には月経が停まったりあるいは妊娠率
が低下することも知られている.またヒトとメラトニンの関係で注目
されているのがwinter!depressionで,冬になると気分が沈滞し抑
うつ状態になるという症状はメラトニン分泌量の変化と関連がある
と指摘されている
3)~5)
.
 ヒトにメラトニンを外因的に投与すると,視交叉上核に存在する生
体時泣に作用して概日リズムの位相を変えられることが判明してい

1)~3)
.!Nave
6)
らはヒトに対してメラトニン3~6!mgを夕刻前に経


口投与することでevening!nappingが改善されたと報告している.
またArentzら
7),8)
はjet-lag(時差ボケ)の付止としてメラトニンの
有用性を提唱し,!Dahlitzら
9)
は睡眠・閲章リズム障害の一つである
睡眠相槽延症候群患者にメラトニンを経口投与し,睡眠相が改善し環
境への同調が早まる傾向を認めたと報告している.
 この他にも体温や深睡眠等の自律神経機能への関与,免疫系への関
与,癌細胞の成妥抑制効果なども報告されている
2)~4),13)
.いずれにし
ても,松果体のメラトニンは動物種によって働きは違うが,生体リズ
ムをコントロールする重要な役割を果たしていることが次第に明ら
かになってきている.
II.メラトニン投与による内分泌(特に下垂体ホルモン分泌)
下垂体ホルモン分泌への影翰
 アメリカではIで述べたようなメラトニンの効果が過度に宣伝さ
れ,健康週品として市販されているメラトニンがブームを引き鎧こし
た.しかしメラトニンを妥期に投与すると,動物実験では皮膚の色素
脱失をみるという報告もなされている
14)
.これまで人体への妥期的
な影翰についてはまだ詳しく検討されたことはない.!しかしながら、
メラトニンの副作用として下垂体性腺系の機能を低下させることが
既に知られており、特に成妥ホルモン分泌亢進や性腺抑制作用など
もこれまで報告されている
2),3),!13),15)
.
 我々の施城では実際に1,000名以上の生体リズム障害患者に治療
目的でメラトニン製剤を投与してきた
16~19)
.生体リズム障害への有
効性は認められたものの,ヒトにおけるメラトニンの下垂体ホルモン
分泌への影翰を詳細に蔭明する必要があると考え,我々は健康な若年
男女にメラトニンを経口投与し,成妥ホルモン(GH),扱体化ホル
モン(LH),卵胞刺激ホルモン(FSH),プロラクチン(PRL),
甲状腺ホルモン(TSH)について以下の通り検討した
18,19)
.
1.対象および方法
対象は20?22歳の健康な男女13名(男性6名,女性7名)で,
今回の検討目的と方法およびメラトニン投与により予想される効果

---------------------------------------------------------------------- Page 3

と副作用などを十分に説明し,同意を得た上でおこなった.方法は2
日間にわたって施行し,朝週止めで午前9時より午後1時まで20分
ごとに持続採鋸をした.第1日目はメラトニンと下垂体ホルモンのG
H,LH,FSH,PRL,TSHの経時的な自然分泌動態を測定し,第
2日目は午前9時にメラトニン1mgを経口投与して同様に各種ホ
ルモンの分泌動態を測定した.メラトニン,LH,FSH,PRL,TS
HはELISAで,GHはIRMAで測定し,各々の下垂体ホルモン
の分泌動態をメラトニン1mg投与時と如投与時で比円検討した.
2.結果
(1)メラトニン
 メラトニン投与前のメラトニン平均鋸中濃度は6.8?4.3!pg/ml
で,メラトニン1mg投与1時間後にピーク値1060.3?242.4
pg/ml!となり,4時間後には107.8?25.8!pg/ml!となった(図1).
(2)プロラクチン(PRL)
 PRLの分泌亢進は睡眠依存性が強く,その鋸中濃度は閲章と共に
低下するために,24時間の自然分泌パターンでは朝9時頃より減少
する.今回の男女13名においてもこの傾向は全員に認められた.しか
し午前9時にメラトニンを投与すると投与後80分から180分のP
RL鋸中濃度は有意に増加した(図2ーa).4時間の分泌面積(Area
under!the!curve;AUC)で比円すると,メラトニン如投与時は2015
?194!ng/ml?4h!であり,投与時には2354?204!ng/ml?4h!と有
意(p<0.05)に増加していたしかし前半2時間のAUCに有意差
は認めず,後半2時間のAUCにおいて増加を認めた
(p<0.01)(図2-b).さらに男女別にわけても検討してみると,
メラトニン投与群では男女共にそれぞれPRL鋸中濃度は有意に増
加したが,4時間のAUCで比円すると有意差は認められなかった.
しかしながら後半の2時間においては有意(p<0.05)に増加して
いた.
(3)成妥ホルモン(GH)
 男女13名のGH分泌動態をメラトニン投与時と如投与時で比円
したが,GH鋸中濃度に有意な変化は認められず,AUCにも有意差

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は認めなかった(図3).男女別にわけても検討したが,同様にGH
鋸中濃度やAUCに有意差は認めなかった.
(4)LH,FSH(図4,図5)
 男女13名のLHとFSHの分泌動態をメラトニン投与時と如投
与時で比円したが,それぞれの鋸中濃度に有意な変化は認められず,
AUCにも有意差は認めなかった.また男女別にわけても検討したが,
LHとFSHの鋸中濃度やAUCに有意差は認めなかった.
(5)FSH(図6)
 男女13名のFSH分泌動態をメラトニン投与時と如投与時で比
円検討した.FSH鋸中濃度に有意な変化は認められず,AUCにも
有意差は認めなかった.男女別にわけても検討したが,FSH鋸中濃
度やAUCに有意差は認めなかった.
 以上,正常な男女13名にメラトニン1mgを経口1回投与し,下
垂体ホルモン分泌への影翰を検討した結果,他の下垂体ホルモン分泌
へは影翰を及ぼさない程度のPRLの分泌増加作用が認められた.
 正常人における鋸中PRLの産生源は脳下垂体のPRL細胞が唯
一のものであり,主としてその分泌調節は視床下箱で分泌されるドー
パミンにより抑制的な支配を受けている
20)
.しかしドーパミンはL
HとTSHの分泌も調節しているが,メラトニンを投与してもLHと
TSHの鋸中濃度が変化していないことより,ドーパミンの関与は否
定的と考えられた.またTRHはPRL放出因子の一つと考えられて
いるが,TSH鋸中濃度は変化しておらず,TRHの関与も否定的と
考えられた.オキシトシンとその関連ペプチド(アルギニンバゾトシ
ン,アルギニンバゾプレッシンなど)はPRL放出促進作用を持つこ
とが知られており,そのなかでもオキシトシンとアルギニンバゾトシ
ンのPRL分泌作用は月い
21)
.しかしその作用はTRHほど月くな
いことより,オキシトシンレセプターを介するものと考えられている.
アルギニンバゾトシンは哺乳爺では松果体陥凹とその危傍の脳室上
衣細胞で合成され松果体に貯蔵される
22)
.その鋸中濃度は暗期に月
い日内変動を示し,メラトニンが松果体からの放出を支配していると
考えられている.このことよりメラトニン投与によるPRLの分泌増

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加はアルギニンバゾトシンによる作用である可能性も考えられたが,
そのPRL分泌増加作用の機序については未だ不明であり今後の蔭
明が期待される.
 今回の検討では,メラトニン1mgを1回投与した時のPRL平均
鋸中濃度は!9.8!ng/ml!であり,臨床的な月プロラクチン鋸症は認
められなかった.しかしながら今後もメラトニンを妥期に内服してい
る生体リズム障害患者においては,定期的に無月経や乳汁分泌などの
臨床症状の有無を慎重に経過観察し,PRL鋸中濃度をモニターして
いくことが必要と考えられる.
 夜型生活が浸透しつつあるこの現代社会において,メラトニン治療
はますます重要となってくることが予想される.適切なメラトニンの
投与方法および妥期投与による人体への副作用は早急に確立される
べきと考える.

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考文献
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近年のライフスタイルの変化により,我々の食生活も多様化している。本研究では,栄養調査により本学医学科学生の食生活の実態を調査するとともに,自ら被験者となって不摂生な生活を送り,現在注目を浴びている夜間摂食症候群の内分泌学的特徴が現れるかどうかを検討した。栄養調査の結果,医学科学生(約80% は男性・約93% が一人暮らし)は,同年齢層の全国平均と比べ蛋白質と脂質の割合が低い傾向がみられ,食事の質がやや劣っている可能性が示唆された。また,朝食を摂らない学生が20.6% おり,このような学生はエネルギー摂取が夜間にずれ込んでいると思われ,夜間摂食症候群のような兆候があるのではないかと考えられた。また,不摂生な生活を送ることにより,夜間の血清メラトニンとレプチン濃度の低下,インスリン過剰分泌と高血糖および翌朝の低血糖が出現した。夜型生活による内分泌動態への悪影響から,朝食摂取の重要性が再認識された。キーワード:夜間摂食症候群,一人暮らし,メラトニン,レプチン,インスリン過剰分泌,夜間高血糖と翌朝の低血糖Ⅰ はじめに近年のライフスタイルの変化により,我々の食生活も以前とはかなり変ってきた。それに伴い,生活習慣病の増加をはじめとして,疾病構造も変化してきている。本研究では現代の若年者の食生活の実態を明らかにするために,関連した文献を調査した。その中に「夜間摂食症候群 Night-Eating  Syndromeの食行動と神経内分泌的特徴1)」という興味深い病態が報告されている。夜間摂食症候群は,午前中の食欲低下・夜間の過食・不眠,そして内分泌学的特徴として夜間血清メラトニン・レプチン値の低下を特徴とする病態である。1955  年 Stunkard  らによって提唱されたもので,ストレスや減量の不成功などを契機に起こるといわれている。1955  年以来,十分な臨床的研究はなされていないが,夜間摂食症は一般人口の 1.5%,肥満外来の 8.9%,栄養指導外来に通院する肥満者の 12%,そして,高度肥満者の26%~27%  に認められると報告されている。夜間摂食症は非肥満者においてもみられるが,肥満者,特に肥満の程度が強いほど多くなるといわれている1)。学生は一般的に朝を苦手とする者が多い。こういった学生の中には,夜間摂食症候群の兆候があるのではないかと我々は考えた。そこで今回我々は,栄養調査により学生の食生活の実態を調査するとともに,自ら被験者となって不摂生な生活を送り,このような内分泌学的特徴が現れるかどうかを検討した。Ⅱ 研究方法1 学生の栄養摂取状況調査栄養調査法として秤量法,24時間思い出し法,量・頻度法の3つがよく知られているが,今回我々は,量・頻度法にて行った。1997  年から 2000  年までの4年間に,本学医学科3年次生を対象に行われた量・頻度法による栄養調査のアンケート(保健同人社)を同社の定量ソフト「知食」によりデータを算出し,得られたデータについて男女,学年,自宅生と下宿生,朝食を摂る者と摂らない者に分けてそれぞれのデータの比較および同年代(20~29  歳)における全国平均値2)との比較を行った。なお,摂取量を定量化するために,実物大のフードモデル(川崎フードモデル株式会社)を用いた。明らかなデータの誤記入や総摂取エネルギーが 1,000  kcal/day  未満,4,500 kcal/day 以上の者は除外した。2 不摂生な生活による血清内分泌濃度の変動夜間摂食症候群の指標とされている血清メラトニン,レプチン,インスリン,グルコース濃度の動態を調べるため,被験者6名(男性4名・女性2名,年齢 25.5±5.5歳,BMI  21.2±1.4  kg/㎡)を摂生群3人,不摂生群3人に分け,7日間摂生または不摂生した生活を過ごした。7日後の翌朝9時から 次の日の朝6時まで3時間毎に採血し,血清メラトニン,レプチン,インスリン,グルコース濃度の日内変動を調べた。約1ヶ月後に今度は摂生群と不摂生群を入れ替えて同じことを行った(randomized  cross-over  design)。ちなみに摂生群では,7山梨医大紀要 第18巻,7-10(2001)医学科学生における食生活の実態と夜間摂食症候群金子 誉,里 誠,佐々山 竜一,小林信光,佐久間 雅史,佐宗 真由美,佐相 万里子,田口和之近年のライフスタイルの変化により,我々の食生活も多様化している。本研究では,栄養調査により本学医学科学生の食生活の実態を調査するとともに,自ら被験者となって不摂生な生活を送り,現在注目を浴びている夜間摂食症候群の内分泌学的特徴が現れるかどうかを検討した。栄養調査の結果,医学科学生(約 80%  は男性・約 93%  が一人暮らし)は,同年齢層の全国平均と比べ蛋白質と脂質の割合が低い傾向がみられ,食事の質がやや劣っている可能性が示唆された。また,朝食を摂らない学生が 20.6%  おり,このような学生はエネルギー摂取が夜間にずれ込んでいると思われ,夜間摂食症候群のような兆候があるのではないかと考えられた。また,不摂生な生活を送ることにより,夜間の血清メラトニンとレプチン濃度の低下,インスリン過剰分泌と高血糖および翌朝の低血糖が出現した。夜型生活による内分泌動態への悪影響から,朝食摂取の重要性が再認識された。キーワード:夜間摂食症候群,一人暮らし,メラトニン,レプチン,インスリン過剰分泌,夜間高血糖と翌朝の低血糖山梨医科大学保健学Ⅰ---------------------------------------------------------------------- Page 2朝8時までに起床,3食摂り,夜 10  時までに就寝した。一方,不摂生群では夜型の生活を送り,朝食を抜き夕食で1日の摂取量の半分以上を摂取した。両群の比較には,Student's paired t-test を用いた。Ⅲ 結果1 学生の栄養調査栄養調査の結果を表1に示す。調査年度による差は認められなかったが,各年度とも国民栄養調査による 20~29  歳の平均値(表1の全国の平均)2)と比べると蛋白質と脂質の割合が低かった。男子と女子による差は認められなかった。自宅生の方が下宿生に比べて蛋白質と脂質の割合が高かった。これらを全国平均と比べると,自宅生はほぼ同じで下宿生は低かった。朝食の摂取・非摂取による差は認められなかったが,全国平均と比べると蛋白質と脂質の割合が低かった。また,総摂取カロリーは,全国平均とほぼ同じ値であった。2 不摂生な生活による血清内分泌濃度の変動図1に被験者6名の血清メラトニン濃度の日内変動を示す。マーカーは6名の平均値であり,縦バーは標準偏差を示している(以降の図も同じ)。摂生群に比べ不摂生群では6時に血清メラトニン濃度が有意に低下していた。図2に血清レプチン濃度の日内変動を示す。不摂生群では夜間に血清レプチン濃度が有意ではないものの低下していた。図3に血清インスリン濃度の日内変動を示す。不摂生群では6時に血清インスリン濃度が危険率5%  では有意ではないものの 10%  では有意に高くなっていた。血清グルコース濃度(血糖値)の日内変動に関しては,不摂生群において夜間に有意ではないものの高くなる傾向が,翌朝に有意ではないものの低くなる傾向があった(データ示さず)。Ⅳ 考察1 学生の栄養調査これまで,若年女性や単身赴任者などの食生活については数多く論じられてきた3)4)5)。しかし,外食産業の急速な発達やインターネットなどの高度な情報化に伴い,食に関する関心が高まると同時に,若年女性や単身赴任者のみならず,食生活に関する問題が若年者層全体に広がってきている。本学看護学科学生の調査結果からも若年層に偏食の傾向があることが伺える4)。しかし,看護学科学生と異なり,本学医学科学生の約 80%  は男性であり,これまで若年男性の食生活に関し論じられることが少なかった6)ことからみても,今回の調査結果は非常に意義深いものであると思われる。まず,年度別の平均値と全国の国民栄養調査による 20代の平均値を比較する(表1)。年度間では際立った差はみられない。どの年度もほぼ全国平均値と同じ値であるが,蛋白質と脂質の割合が低い傾向がみられる。全国平均値は蛋白質が 16.2  %,脂質が 28.9  %  であるのに対し,本学学生はそれぞれ 14.4  %,24.7%  であり,それぞれ約 10.6%,14.5%  低い。これは,食事の質によるものと思われ,約 93%  の学生が一人暮らしであることから,全国平均と比較して食事の質がやや劣っていると考えられた。次に,男女別の平均値について比較する(表1)。全国平均と比べると摂取カロリーに差は認められないが,男女ともやや蛋白質と脂質の割合が低くなっている。男子がそれぞれ約 10.0%,13.8%,女子がそれぞれ約 13.7%,18.2 % 全国平均よりも低い。次に,自宅生,下宿生の男女別平均値の比較をする(表1)。自宅生の女子は全国平均値とほとんど同じ値をとっており,質の高い食事を摂っていることが伺える。一方,自宅生の男子,下宿生の男女の平均値は前述と同様,全国平均値と比べて,蛋白質の割合が約 5.7~16.7%,8 医学科学生の食生活の実態と夜間摂食症候群摂取カロリー(kcal) 蛋白質(%) 糖質(%) 脂質(%) N(人)97年平均 1896 14.1 55.8 24.9 5798年平均 2126 14.5 56.8 24.1 7699年平均 2259 14.7 52.3 25.2 7400年平均 2030 14.4 57.7 24.5 68全年度平均 2090 14.4 55.5 24.7 275全女子平均 1908 13.9 52.2 23.6 48全男子平均 2130 14.5 56.2 24.9 227自宅・女子 1679 16.8 51.5 29.3 8自宅・男子 2491 15.2 55.4 25.0 11下宿・女子 1952 13.5 52.3 22.7 40下宿・男子 2104 14.5 56.2 24.9 216朝食抜き 2089 14.7 56.5 24.1 57朝食抜かず 2091 14.4 55.8 25.1 218全国の平均 2041 16.2 53.3 28.9 -表1 栄養調査結果---------------------------------------------------------------------- Page 3脂質が約 13.4~21.5% 低いことがわかる。最後に,朝食を摂る人と摂らない人との平均値を比較する(表1)。どちらも前述の傾向と同様に,蛋白質,脂質の割合が,朝食を摂らない学生でそれぞれ約 8.9%,16.5%  低く,朝食を摂る学生でそれぞれ約 10.5%,12.8%低い。こうした朝食を摂らない学生は,各年度を平均すると 20.6%  で,5人に1人が朝食を摂っていないことがわかる。この値は国民栄養調査の結果とほぼ同じであり,本学学生に特徴的なものではなかった。朝食を摂らない人はいわゆる夜型生活者に多いことも報告されており5),このような人はエネルギー摂取が夜間にずれ込んでいると思われ,夜間摂食症候群のような兆候があるのではないかと考えられた。2 不摂生な生活による血清内分泌濃度の変動まず,血清メラトニン濃度の日内変動を検討する(図1)。6時の値は摂生群と比べて不摂生群が 5%  の有意水準で低くなっているものの,他の値で統計学的な差は認められなかった。しかし,24  時から6時までは,摂生群と比べ,不摂生群は平均値で約 40%  の低下が認められた。次に,血清レプチン濃度の日内変動を検討する(図2)。どの時間帯においても摂生群,不摂生群の間に統計学的な差は認められなかったが,メラトニンはレプチンと同様,24  時から3時までの間で摂生群に比べて不摂生群は平均値で約 30% の低下が認められた。血清メラトニン,レプチン値は同じ分泌パターンを示すことが報告されており7),今回の結果でも摂生群,不摂生群それぞれ同じパターンを示した。また,統計学的な有意差は認められなかったものの,不摂生群において,明らかに夜間に低値を示すことが観察され,Bircketvedtらの報告と一致するとともに,メラトニンが概日リズム睡眠障害の治療に用いられる8)ことからも,不摂生群で夜間に低値を示したことはやはり睡眠と関与していると考えられた。次に,血清インスリンとグルコース濃度の日内変動に関してであるが,これらは直接食事の影響を受けるため,単純にデータの比較はできないため,参考として検討してみることにする。まず,血清インスリン濃度の日内変動についてであるが,6時の値のみ摂生群と比べて不摂生群が有意水準 10%  で高くなっているが,他の時間帯の値では有意差は認められなかった。しかし,摂生群に比べ不摂生群では夜間にインスリンの過剰分泌が起こっていることが判明した。また,血清グルコース濃度の日内変動に関しては,どの時間帯にも有意差は認められなかったが,摂生群と比べて不摂生群は夜間に高血糖,翌朝には低血糖状態になっていることがわかった。これらの実験に関しては被験者が6人と少人数であったことから,有意な差が認められなかったと考えられる。標本数を増やすことで,有意差が出現する可能性が示唆された。以上の結果より,まず,医学科学生のエネルギー摂取状況はやや蛋白質と脂質の摂取割合が低いものの,ほぼ同世代の平均値に近い値であることがわかった。また,約 20%  の学生が朝食を抜き,夜間にエネルギーの多くを摂取していることが判明した。さらに,朝食を抜き,夜間に多くのエネルギーを摂取する生活を続けると,夜間摂食症候群と同様に夜間の血清メラトニン,レプチン濃度の上昇が抑えられることが示唆された。朝の苦手な学生は,生活習慣を改善することが重要であるといえる。医学科学生は将来,医師になり,患者に対し食生活についても指導できる立場でなければならない。そのような立場にいる者が,自らの食生活について管理できないようでは患者の信頼も得られないであろう。今回の結果から,改めて自らの生活習慣を見直すとともに,医療に従事するものにとって,普段忘れがちなこれらのことについて常に意識をもつことの必要性9)を感じた。9山梨医大紀要 第18巻(2001)図1 血清メラトニン濃度の日内変動010203040506070809 1215182124 3 6時間 血清メラトニン濃度 (pg/ml) 摂生  不摂生  ★ ★ p < 0.05図2 血清レプチン濃度の日内変動024681012149 1215182124 3 6時間 血清レプチン濃度 (ng/ml)摂生 不摂生 図3 血清インスリン濃度の日内変動0102030405060709 1215182124 3 6時間 血清インスリン濃度 (μU/ml)摂生 不摂生  ★ ★  p < 0.10---------------------------------------------------------------------- Page 4引用文献1)Bircketvedt GS, Florholmen J, Sundsfjord J, /OsterudB,  Dinges  D,  Bilker  W,  Stunkard  A(1999)Behavioraland neuroendocrine characteristics of the Night-EatingSyndrome. JAMA, 282:657-663.2)厚生統計協会編(2000)国民衛生の動向・厚生の指標,臨時増刊,47(9),厚生統計協会,東京.3)久保田昌詞,大岡潤子,梶谷且子,他(1997)家族同居者・単身赴任者・独身者のライフスタイル.健康医学,11: 551.4)中村美知子,伊達久美子(1999)看護学生の食生活と栄養摂取量 -1999年と1984年の比較-.山梨医科大学紀要,16:34-37.5)伊藤千代子,中井 芳,杉浦静子(1998)朝食欠食と睡眠状況との関連に関する研究.三重県立看護大学紀要,2:95-98.6)青木慎一郎,遠藤 哲,長谷川裕子,他(1996)医学生の食生活.特に食品群,栄養素,食物繊維の摂取パターンに関する検討.日本公衆衛生雑誌,43:632-643.7)田坂仁正(1999)ヒト血中レプチン,α-MSH,メラトニン,ACTH,cortisol  の日内変動.  糖尿病,42,Suppl.1:S208.8)三島和夫,大川匡子(1998)メラトニンの生体リズム調節作用.日本臨床,56(2):302-307.9)西田有子,島 正吾,佐賀 務,他(1994)医学生の食事摂取量に関する簡易アンケート調査について.  藤田学園医学会誌,18(1):97-100.10 医学科学生の食生活の実態と夜間摂食症候群AbstractActual state of eating habits and Night-Eating Syndrome in medical students Takashi KANEKO, Makoto SATO, Ryuichi SASAYAMA, Nobumitsu KOBAYASHI, Masashi SAKUMA, Mayumi SASO, Mariko SASO and Kazuyuki TAGUCHIWe investigated the eating habits in medical students of our university based on the results of a nutritional survey.  Inaddition, we ourselves led an intemperate life for a while to evaluate whether endocrinological characteristics of Night-Eating Syndrome appear because attention has been currently focused on this syndrome.  As a result of the nutritionalsurvey,  it  was  found  that  proportions  of  dietary  proteins  and  lipids  in  our  medical  students  (males  accounted  forapproximately 80% of them and approximately 93% of them were leading a single life) tended to be lower than nationalaverage  proportions  of  these  dietary  nutrients  in  similar  age  groups,  suggesting  that  the  quality  of  meals  might  beslightly  lower  among  our  students.    In  addition,  20.6%  of  our  medical  students  replied  that  they  did  not  eat  breakfast.Therefore, it was suggested that such students might have signs of Night-Eating Syndrome, probably due to a nightshiftof major energy intake.  After leading an intemperate life, it was experimentally demonstrated that serum melatonin andleptin  levels  decreased  during  the  nighttime,  together  with  nocturnal  insulin  hypersecretion,  nocturnal  hyperglycemia,and morning hypoglycemia.  Therefore, it was confirmed that eating breakfast is important to avoid adverse effects of anight-shifted lifestyle on the endocrinological kinetics.Key words: Night-Eating  Syndrome,  single  life,  melatonin,  leptin,  insulin  hypersecretion,  night  hyperglycemia  andmorning hypoglycemia.――――――――――――――――――――――――――――――Department of Environmental Health
 老化(加齢)のメカニズムの一つとして、「老化に伴うホルモン分泌の減少」が挙げられる。減少するホルモンには、メラトニン、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)、性ホルモン、成長ホルモン――などがある。

 個人差もあるが、これらのホルモンの分泌は、大体30代のころから減り始めるとされる。それに伴い、夜よく眠れない、性的ときめきや精力の低下、運動能力や筋力の弱体化――など、老化の症状が表に出てくるようになる。

 こうした老化の進行を抑えるため、アンチエイジング(抗加齢)医療では、低下したホルモンの補充などが行われている。これらのホルモンの中で、比較的簡単に補うことができるのが「メラトニン」だ。しかもメラトニンは、生活習慣を少し変えるだけでも、分泌量を増やすことができるという。

 メラトニンは、脳にある「松果体」という部分から分泌されるホルモン。体内時計を介して睡眠と覚醒の周期を整え、睡眠の質を高める役割をする。メラトニンの分泌量は子供の頃が最も高く、20歳以降になると急激に低下する。年を取ると共に寝つきが悪くなったり、寝ている途中に起きてしまう中途覚醒を起こしやすくなるのは、メラトニン分泌の低下が原因の一つだと考えられる。

 実は、「睡眠」は、アンチエイジングにとって重要な要素だ。例えば、過剰なストレスは老化の大敵だが、質の高い睡眠をとることで、ストレスを解消できる。また、十分な睡眠は、加齢とともに減少する成長ホルモンの分泌を促がす。

 またメラトニンには、ビタミンEの2倍近い「抗酸化作用」があるといわれる。抗酸化作用とは、細胞にダメージを与える「活性酸素」を除去する作用のこと。活性酸素が増えると細胞や組織が酸化して変質し、機能が衰えてしまう──。つまり、老化が進みやすくなるわけだが、メラトニンの抗酸化作用により、活性酸素による老化も防ぐことが期待できる。

規則正しい生活がメラトニンの分泌量を増やす

 満尾クリニック(東京都港区)の満尾正院長は、「朝は日の光を十分に浴び、夜は夜更かしせず早めに寝る。こうした規則正しい生活を送ることで、メラトニンの分泌量を自然な形で増やすことができる」と言う。

 メラトニンの分泌量は、夕方から増え始め、夜に向かってどんどん増加、午前2時〜3時にはピークに達し、朝が近づくと急激に減り始める――というパターンを取る。しかし、夜更かしなど、体内時計が狂うような生活を続けると、メラトニンの分泌量は減ってしまう。逆に、規則正しい生活を送り、体内時計を正常な状態にすることで、夜間に十分なメラトニンが分泌されるという。

 もっとも、夜更かしをせずに規則正しい生活を続けるのは、多忙なビジネスパーソンの場合、難しいことも多いだろう。こういう時に役立つのが、メラトニンのサプリメントだ。メラトニンは日本の薬局や医師の処方で入手することはできないが、米国などから比較的簡単に個人輸入できる。1日当たりの摂取量は0.5〜10mg程度とされている。

 ただし、メラトニンには副作用は無いが、飲んだ翌日に頭痛がするなど体に合わない人もいるようだ。そういう人には、「トリプトファンのサプリメントもいい」と満尾氏は言う。トリプトファンはメラトニンの材料となるアミノ酸の一種。そのためトリプトファンを補充すれば、メラトニンの分泌量増加が期待できるというわけだ。

 なお、トリプトファンは人間が体内で合成できない必須アミノ酸の一種であり、牛乳や鳥肉に多く含まれている。昔から「寝る前に牛乳を飲むとよく眠れる」と言うのは、トリプトファンを摂取することでメラトニンの分泌が活発になることを、昔の人は経験的に知っていたためだと考えられる。

 トリプトファンを含有するサプリメントは、日本のドラッグ・ストアでも購入できる。
(田村 嘉麿=健康サイト編集)
今年度から新しい環境を迎えた方の中には、環境になじめずストレスでお悩みの方も多いでしょう。ストレスは健康にとって大きな弊害です。例えば、すぐに体調を崩すようになったり、睡眠不足になったり、免疫力が低下したり...。ストレスはメンタルの問題と思われがちですが、実は悩み多くて睡眠不足になること... これが悪循環でさらに状態を悪化させることがあるのです。

今回ご紹介したい成分は「メラトニン」。実は日本ではまだ医薬品であり、サプリメントとして購入することはできないのですが、アメリカでは購入することが可能で、夜眠れない方に人気の高いサプリメントなのです。特にストレスで不眠などに悩まされている方が、上手に取り入れていらっしゃるサプリメントとして有名です。

ストレスで不眠に悩ませられている方にぜひチェックしていただきたい「メラトニン」の働きに迫りたいと思います。

メラトニンは生活リズムを整える働き
メラトニンは体内で生成されるホルモンの一種で、脳の松果体から分泌される成分です。身体に対して体内時計(概日リズムといいます)の調節役として働き、睡眠覚醒といった生活リズムや精神活動の調節などを行います。メラトニンの分泌は夜間から早朝にかけて促進され、日中にはブレーキがかかります。

また、メラトニンには抗酸化作用や免疫賦活作用、抗がん作用などの働きもみられるといわれています。老化の原因となるフリーラジカルを除去したり、Tリンパ球によるインターロイキン4の生成をサポートしてくれます。しかし、一般的に広く認識されているのは、生活リズムにおける睡眠トラブルを改善する働きでしょう。

不眠症や時差ぼけに対する効果は...?!
メラトニンは概日リズムを調節する働きから、不眠症や時差ぼけの症状に対し利用されてます。メラトニンを摂取することで、体内で分泌されたメラトニンを補足する作用があります。特に年齢とともに分泌が減少する成分といわれています。また、うつ病患者もメラトニンの分泌量が低下するともいわれます。

不眠症に対する臨床試験では、被験者の睡眠の質、睡眠導入、睡眠時間の改善があったと報告されています。国立精神・神経センターの試験を例に取ると、睡眠時後退症候群の患者にメラトニンを1mgの投与で症状の改善が見られたそうです。2003年に行われた日本医科大学の試験によると、アルツハイマー病患者にメラトニン3mgの投与で睡眠から覚醒リズムの改善が見られたそうです。

メラトニンの標準摂取量は、入眠障害や時差ぼけに対して、1~3mgとされています。利用は就寝前に短期利用します。

このように、私たちの生活リズムをきちんと整理するために大切なメラトニン。残念ながら日本では医薬品に指定されているため、サプリメントでは購入することができませんが、医薬品等では販売されてるため、ストレス等による不眠でお悩みの方は、ぜひ注目してみてください。その際はお医者さんに相談することを忘れずに。


メラトニンの量で眠くなる!?ガン予防や、抗酸化作用などのありがたい効果も!
メラトニンってどんな物質?メラトニンのはたらき・メラトニンの分泌量を増やすには?
不規則な生活リズムだと、寝ようとしてもなかなか寝付けず、さらに睡眠時間が短くなってしまう人もたくさんいらっしゃいますよね。寝られる時間と眠たくなる時間が違ってしまっているのです。不規則な生活に睡眠障害はつきものですね。人間の体は、基本的には昼に活動し夜に睡眠をとるというメカニズムになっています。いくら、夜型の生活と言っても、やはり夜が明ける前には眠くなってしまうもの。これは「メラトニン」という物質の働きによるものです。この眠気や睡眠を促す働きのある「メラトニン」を上手に活用して、活動時と就寝時のリズムをコントロールできるようにしましょう。

メラトニンってどんな物質?
メラトニンとは、脳の中心にある松果体という場所から分泌されるホルモンのこと。アミノ酸の一種であるトリプトファンからセロトニンを経て、夜、暗くなると分泌をはじめます。このメラトニンの分泌は、24時間周期で変動していて、目に入ってくる光と深い関わりがあります。昼間、まぶしいくらいに光が入ってくるときは、血中のメラトニン量は少なく、弱くなると高い数値を示します。時間で言うと、夕方になるとメラトニン量は増え始め、午前2時から3時くらいがピークになり、その後朝7時〜9時頃を目指してその量は急激に減少し、分解されます。

このメラトニンは、睡眠と密接な関係があると言われています。では、メラトニンと睡眠には、一体どのような関わりがあるのでしょうか

メラトニンのはたらき
○睡眠効果
メラトニンの主なはたらきは、通常の睡眠サイクルを調整する手助けをすること。メラトニンの濃度が上昇すると、人は睡眠を欲するという仕組みになっているので、分泌量が多くなる夜に眠くなるというのが、人間の基本的な体の仕組み。ですから、このメラトニンの分泌量を増やせば、必然的に眠りにつきやすくなります。ただ、メラトニンの分泌量は年齢を重ねるほど減少すると言われています。お年寄りが長時間の睡眠をとれなかったり、深い眠りにつくことができないのは、メラトニンの減少が原因だとも言われています。

○ガン細胞を減らす
メラトニンには睡眠効果の他に、解毒作用もあります。メラトニンが睡眠中に体内を浄化してくれるのです。そのときに、ガン細胞の発生も抑えてくれる働きがあるのです。逆に言うと、メラトニンが長期間にわたって出にくい環境にいると、ガンになりやすいと言えます。

○抗酸化作用
メラトニンには抗酸化作用もあります。老化の原因といわれる活性酸素を消すだけでなく、体内での活性酸素を消去する酵素の働きも高める効果があり、相乗効果をもたらしてくれます。メラトニンの抗酸化作用は、抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンC、Eをも上回ると言われています。

そのほかにも、コレステロール値を下げたり、ストレスを緩和させたり、免疫力を高めたりと様々な効果があると言われています。

メラトニンの分泌量を増やすには?
人間のカラダにとても有効な成分であるメラトニン。このメラトニンを上手にコントロールして活用したいものです。最近では、メラトニンのサプリメントも存在していますが、本来は体内で作られるホルモンであるため、出来る限りサプリメントを使用せずに、自分で調整して、量を増やすことが理想です。

メラトニンの量は光の量とも関係するので、部屋の照明などをコントロールすることで量を変化させることができます。就寝前の数時間は、部屋の照明を少し暗くし、テレビやパソコンも控えましょう。こうした人工的な光でも、工夫することで、メラトニンの分泌がよりスムーズ行われます。逆に、昼でも夜でも常に明るいところにいると、メラトニンの分泌量が全体的に減少してしまいます。朝や昼にしか睡眠時間が取れない人は、カーテンを閉めて、部屋をしっかり暗くしてあげることも大切です。

また、メラトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンから作られます。トリプトファンを多く含む食品、赤身の魚(サンマ、マグロなど)や肉、大豆製品、乳製品、くるみ、ゴマ、ふ、落花生などを食べるようにしましょう。
休息時や睡眠時に、光や食品で調整してメラトニンの分泌量を増やし、自然に穏やかな睡眠が取れるように自分なりの工夫をしてみるといいですね。せっかく体内に存在している有効成分なので、その働きを知り、上手に活用するようにしてみましょう。