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メラトニンと睡眠

2014.09.04

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眠気は、大脳の神経伝達物質やホルモンが長時間活動して蓄積される睡眠物質や体に蓄積された疲労物質による、休息のサインです。
睡眠が得られると、脳内や体にたまった睡眠物質や疲労物質も分解、排出され再び活発に活動できるようになります。
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠と呼ばれる、浅い眠りと深い眠りが交互に繰り返されるリズムがあり、成長ホルモンの分泌や体温、コルチゾールといった副腎皮質ホルモン、メラトニンなどの分泌も、
快適な睡眠と深く関わっているといわれています。
睡眠と体温の役割
私たちの体温は、昼間活動しているときには高く夜になると下がります。
一般に、体温がいちばん低くなるのは明け方近くで、この頃の眠りがいちばん深くなります。
体温を下げることによって、より深く眠れる状態を作り出しているわけです。
夜明けを迎える頃になると再び体温が上がりはじめ、目覚めやすい状態を作るとともに、活発に活動するための体の準備を行っています。
体温は、快適な眠りを得るための重要な要素のひとつといえます。
睡眠と成長ホルモン分泌の役割
私たちの体の成長や修復、疲労回復に欠かせない成長ホルモンの分泌も眠りが最も深く、
体温がいちばん低下する明け方近くのノンレム睡眠時にピークを迎えます。
成長ホルモンの分泌は子供の頃が最も多く大人になるに従って減少します。
昔から「寝る子は育つ」と言いますが、よく眠る子供たちは、
成長ホルモンの分泌も活発に行われますから、十分な根拠を持ったと言えます。
メラトニンと睡眠
メラトニンは脳の松果体と呼ばれる器官から分泌されるホルモンで、網膜が受け取る光の量でその分泌量が変化します。
メラトニンは光の量が減少する夜間に最も多く分泌され、睡眠と深いつながりがあることがわかっています。
周囲が暗くなって網膜が受けとる光の量が減るとメラトニンの分泌が活発になり、その結果大脳は周囲が暗くなったを知ります。
そして、体温を下げたりしながら、眠りに入りやすい体の準備を整えます。
朝が来ると網膜に入る光の量が増え、メラトニンの分泌減少して大脳は朝が来たことを感じて
活発に活動できるように体の内部でその準備を整えます。
メラトニンの分泌量は年齢と共に低下してゆきます。一般的に70歳代を越えると昼と夜のメラトニンの分泌量が、
ほぼ同じくらいになるとされています。お年寄りは朝が早いといわれているのも、おそらくそうした理由からなのでしょう。
ちなみに、朝目覚めたときに一定時間日光を浴びると良いといわれるのは、このメラトニンの働きによって、
体を目覚めさせる効果があることに基づいています。
このメラトニンの働きを、日光を浴びるよりももっと効果的に利用しようという考えから生まれたのが、
不眠症の改善に用いられているお薬やサプリメントです。
サプリメントにもいろいろあり、その副作用などについて疑問視する研究者もいるようですから、服用にあたっては事前に医師の診察を受ける、信頼できるメーカーのもを購入して服用するといった
注意が必要です。
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